じぃっ…と少女の瞳を覗き込む
深く深く澄んだそれに、俺が映りこんでいる

「…まだ、見つからぬか?」
「…え、あぁ」
その声で、いつのまにか近付き過ぎていた顔を慌てて離す


吸い寄せられていた

―その清らかな美しい紫に

「…俺は虫かもな」
「何、訳のわからぬ事を貫かしておるのだ、一護 確かに虫が眼に入ったのだ…痛い…」

…確かに虫が入ったらしく、涙目になっている
でもそれで尚更、紫が透き通って見える

虫も…俺も、その清い美しさに魅入られてしまったらしい





きよら

「清ら」 清く美しいこと
気品があって美しいこと
また、華やかで美しいこと そのさま







■相手を誰にしようか迷った挙句、一護に決定
 ルキアに気さくに文句言われるのは、一護と恋次の特権だと思います(笑)