師走の二十一日
出勤途中で恋次と一緒になった
恋次も“くりすます”については知っているらしく(乱菊さんからいろいろ教えてもらったらしい)、“さんたくろーす”については「あんなのはガキの空想だろうが」と さも知ったような口をきいてきたので、一発殴っておいた
それと、何故かそわそわしながら二十四日の夜は空いているかと聞かれたが、残念ながら夜勤がはいっていると告げると、ひどくしょ気た様子で出勤していった
浮竹隊長が、先日 配布された勤務表に不備があると慌てて来られた
二十四日に夜勤、二十五日に通常日勤となっていたのだが、二十四日は通常日勤、二十五日は休み と変更になった
三箇日のこともあるので申し訳無く思っていたら、「気にするな 休むことも大切だぞ」と何度も言われてしまった…そんな浮竹隊長に疲労の色が見えたのはやはりお忙しいのだろう
そんななか 休むなど…と思ったが、了承した
二十四日は、折角だ 恋次の誘いを受けるとして、二十五日―“くりすます”だが…
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