師走の二十二日
今朝 白哉兄様と朝餉をとっていたら、兄様が二十四日、二十五日の予定を聞いてこられた
ちょうど昨日変更があり、二十四日は通常日勤、二十五日は休みだということを伝えると、一言「その二日間 空けておけ」と言われた
…兄様は二十五日が“くりすます”ということを御存知なのだろうか…? 兄様はそういったことに興味がお有りだとは―思わなかったので驚いていると、年末 忙しなくなる前に緩りと過ごしたい とのことであった
何であれ、兄様とゆっくり過ごせる時間は今迄でも少ししか無く、それを御提案頂けるなんてこの上なく嬉しいことだ
二十四日 私の隊務が終わり次第、わざわざ迎えに来て下さる約束までして下さった
…恋次には申し訳無い と思ったが、奴のことだ 忘年会を兼ねて大勢で飲みにでもいく誘いだったのであろう…
今から気持ちが逸ってしまって、明日 明後日の隊務に支障を来たさぬよう、しっかりしろ 私
支障から残業なんて洒落にならぬ
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