緋真様の遺影に無遠慮に触れる
私の指紋が付いて、その微笑みはぼやけてしまった




姉様の遺影に濡れた手で触れる
水滴が垂れて、涙を流しているようにみえた





緋真姉様の遺影に泥だらけの手で触れる
汚れた姿、まるで 私だ











死んでいる貴女に「どうか、消えて」なんて、本当にどうかしているけれど



人はいつか忘れられてしまう なんて 嘘



モット?

モドル?