私は貴方の御人形


貴方の御傍にいつも在り
貴方の御心のままに扱われ
貴方の紡ぐ御言葉に、ただ従順に従う


そして、貴方が飽きたとき―それが最期




私は貴方の御人形―では無い


人形の様に姿を愛でられることは無く
私をみないように貴方は目をそらす


瞳より落ちる涙が拭われることは無く
涙を流すのは愚かなことだと貴方は突き放す


優しく、愛を与えられることも無い
愛など、弱きものが求めるまやかしだと貴方は冷笑(わら)う



そんな貴方に、愛されたいと望んでしまった故に
御人形の私は 壊れてしまった




愛玩人形のその心




モット?

モドル?