「―…っ」
理性が徐々に戻ってきて
欲のままに玩んでいた義妹を視界の端にとらえる
終に、この手に絡めとってしまった
不規則に荒い呼吸
白い敷布に散る
紅
己が創った現から背を向け、瞳を閉じた
其のとき、
「……っ」
ちいさな手 夜着を弱く掴む 感触
振り向こうと、した
「…恋…じ……」
微かな声 耳に届く
振り向けなく、なった
背に冷たい 感触が、じわじわ…と拡がる
罪悪感
の意味の重さを知った瞬間だった
モット?
モドル?