兄様に剣術の稽古をつけて頂いている最中、頬に傷をつくった
そこから、じわり じわり と血が滲み出てきて
手の甲で拭おうとしたら
兄様にとめられた
そして、
兄様は私の顎に手を添えて
ぺろり
と、お舐めになった
喰べられるかと、思いました…
兄様を見ながら そう、呟くと
―喰べてみようか…?
兄様は そう 仰って、
私の口をその唇で塞いでしまわれた
私は、ただ 為されるが侭に―…
どうぞ、召し上がって下さいませ…
そう、骨の髄まで貴方のもの
モット?
モドル?