執務室の椅子に背を預けた瞬間
ちり…とはしった甘美な痛み
それは昨夜の褥での戯れの際
快楽に呑まれそうになりながら
しがみついてきた義妹によってつけられたもの
ちいさな唇から洩れる甘い声と
涙を浮かべた大きな瞳が脳裏を過る
ゆらり…と心内に沸き出る もの を感じ
徐に、伝令神機を取り出した
職権濫用…?
…―先ずは、あの白い肩をひと咬み
モット?
モドル?